
緊急事態宣言により、日常とは違う日々を暮らして早1ヶ月。
散々疲れた挙句、気づいたいくつかのことを3つご紹介します。
1. 100%母親、100%妻はムリだということ
人にはいくつかの役割や肩書き、人に見せる側面があります。
自粛生活によって、幼稚園や小学校が休みになった子ども達の相手をしたり
テレワークになった旦那さんと朝から晩まで時間を共にするのは苦しみでしかない‥。
自分自身は一人しかいないのだけど、時間や場所によってうまく心のバランスを取っていたのだなと
気づかされる今日この頃です。
母親であっても、妻であっても、自分1人になって自分のためだけに時間を使う必要がある!
家族に協力してもらい、時間を作るようにすると、
様々なことが揉めることなくスムーズにいくようになりました。
こんな時期は、自分にムチを打つのではなく、可愛がってあげましょう。
2. 新しいものを手に入れたら状況が改善するというのは間違い
外出できない、外食できない、家で朝から晩まで過ごさなくてはいけない‥
ストレスが溜まる内に、その吐口としてネットショップを多用する時期がありました。
その結果、手に入れた瞬間はテンションが上がったとしても、
何も状況は改善されていないことに気がつきます。
中には、安物買いで失敗し結局廃棄するものもありました。
結局、心が満たされない状況は、物を買っても解決にはならないのです。
これは、今の状況に限られたことではありません。
あの車/家/仕事/恋人 を手に入れたら、人生はもっと良くなるに違いない。
この考えは、大きな間違いです。
今自分が手にしているもの、環境、周囲の人に感謝できない限り、心の不満や問題は一切改善されないのです。
まずは、今ある物に感謝から始めましょう。
3. 物事をいちいち善悪で判断しない
誰かが言ったように、確かにコロナが憎いです。
けれども、コロナというのはただの現象であって、それそのものには何の意味もありません。
怖い、辛い、憎い、不安などなどレッテルを貼るのは、それを意識したそれぞれ個人の解釈です。
もしかしたら、この時期をチャンスと捉え何かしら結果を出している人にとっては
コロナは感謝すべき現象なのかもしれません。
コロナに限らず日常でも、様々なことに善悪を判断し、感情を左右させているのは
自分自身だということに気がつきましょう。
それは自分の色眼鏡で見ている風景なのです。
それを知った上で、自分自身の感情がどうなっているのかをしっかり観察して受け入れましょう。
物事に良いも悪いもない。ただ起きているだけだ。
そう思えた時、いつもより穏やかな心で生活できるようになります。
対人面でも、相手の言った言葉や態度の中に、自分の感情が左右されるポイントがあるとすれば
そこに自分自身の「しこり」があるのだと認識できるようになります。
そしてその部分をしっかり認めることで、結局は善悪ではないのだと腑に落ちるのです。
このことは仏教の言葉で「唯識」と表現されます。
唯識とは一切の物事はそれを認識する心の現れだとする考え方。
毎日やるべきことが多くて、ストレスフルに過ごす方も多いと思います。
自分の課した「べき」に息苦しくなった時は、下記の言葉を思い出してみてください。
できたとしても、できなかったとしても、あなたは素晴らしい!
自分が設定したノルマができなかった自分を責めることは、善悪で物事を判断している証拠です。
たまには、ただただ存在するだけの自分を褒めてあげましょう。
(※お仕事の状況やノルマによっては、上記のように褒めてあげる場合ではないかもしれません笑)
以上3つご紹介しました。
人生はバランスです。
今もし苦しいと感じるのであれば、きっとその後の未来が有り難く
かけがえの無い物だと感じられる瞬間がきっとくるはずです。
心穏やかに、感謝を忘れずに、毎日を淡々とすごしましょう。
読んでいただきありがとうございました。
