コロナ禍にしみた、10個のヨガの智恵

宇宙の法則
ハーレィ
ハーレィ

緊急事態宣言が発令され、外出や人との接触を極限まで減らした丸2ヶ月。
様々な心の変化を感じながらふとヨガの世界に触れみると、心がスッと楽になりました。



脳が喜ぶ屍のポーズから経典の世界へ

外出自粛が続き感染者も2桁3桁と増えていく中で、気晴らしの散歩もなかなか行きづらい‥。

子どもを連れて万が一感染しまったらなどの恐れから、
自宅でできる運動を探しyoutubeのヨガに行きついたのがきっかけです。

ビギナーなので「ジェントルヨガ」という分類のものをチョイスしましたが、
ゆっくりストレッチし、深呼吸しながらする運動は心地良い!

おすすめのユーチューバーさんは「Welness To Goのアリサさん」。
ぜひ興味があれば見てください。

必ず最後に数分とどまる「屍のポーズ(シャバーサナ)」が、脳から幸福感をじんわり感じられるような
何とも言えない快感を感じられることを実感し、ヨガが習慣化しました。

不思議とヨガをしている最中は、自分の体に意識を持っていくため、コロナの恐れやこの先の仕事への不安、
育児のストレス、主人のちょっとしたクセ(笑)へのイライラや、外出できない不満などから距離を置くことができました。

そして、もっとヨガを知りたいと思い少しだけ紐解くことにしました。

これからご紹介する10個の智恵は八支則(はっしそく/アシュタンガ)という初歩の初歩のごく一部。
2000年以上前から伝わる重要なヨガの経典の一つと言われるアシュタンガからのご紹介です。

八支則にはその名の通り、8つの教えがあります。
その中の1つめと2つめの「ヤマ(禁戒)」「ニヤマ(勧戒)」を今回ご紹介。
要するに「やっていけないこと5つ」と「推奨すること5つ」です。



1.非暴力(ヤマ1/5)

言葉や行動、思考によって相手を傷つけないこと。

有名なガンジーも非暴力を提唱していましたね。

自粛期間中、問題が浮き彫りになった中に「家庭内暴力(DV)」や「SNSでの言葉の暴力」「自分はコロナで、感染してやるという問題行為」などがありました。

自分自身の思うようにいかない状況にストレスを感じ、心が乱れていることを如実に現す事件が
多発しているように思う昨今です。

そんな中だからこそ、相手を傷つける行為は一切しない。
温かくケアしてあげられる余裕と優しさを持ちたいですね。

2.嘘をつく(ヤマ2/5)

思考、言葉、行動において嘘をつかず、真実を語ること。

相手が傷つく真実である場合は、嘘をつくのではなく、語らないことを選択してください。

嘘をつかずに誠実でいるためには、思考、言葉、行動を日頃から一致させることを心がけ、
自分に正直に生き、心が穏やかな状態でなければなりません。

コロナ流行初期では、まずデマが流行しティッシュペーパーが店頭から姿を消しました。

不安や恐れから、真実とは違うねじ曲がった情報が広がったことが多くありましたね。

そして、自分自身がもし不安や恐怖でいっぱいであってもそれを誤魔化してはいけません。
自分に嘘をつくことになるからです。
まずは、自身の感情に気がつくこと→認めてあげることからはじめてください。

急いで解決や結論する必要はありません。

3.盗まない(ヤマ3/5)

盗むのは人の財産や持ち物だけではありません。
貴重な時間やアイデア、権利、利益を盗むことが禁じられています。

情報化社会で知らず知らずの内に、人の大切な時間に介入し奪うことをしていませんか?

アイデアや利益を奪う行為をしていませんか?

コロナ禍では、マスクの高騰などが問題にあがりました。

品薄の状況をいいことに、人から価値以上のお金を得ようとする行為は盗みと表現しても過言ではありません。

こんな状況だからこそ、相手の利益になる助けがけが必要とされるのです。

4.欲を満たす行為をしない(ヤマ4/5)

性的欲求を満たすための行為をしない、利己的な欲を満たそうとしないというだけでなく、
娯楽のために人混みに出かける
意識をかき乱す淫らな情報を得る 
ことも禁欲するということです。

「驚いたことに、娯楽で人混みに出かける」という行為も欲を満たすことになるのですね(汗)

正直コロナ以前は、時間ができると用もないのに街に繰り出し
流行に身を包んだ人々に刺激を受けながらショーウィンドウを眺め、
賑わいのある飲食店を巡ることをほとんどの休日にしていました。

緊急事態宣言が発令され、そういった外出が一切自粛となった時に
はじめて自分が中毒気味だったことに気付きました。

目新しいもの、刺激のあるビジュアルを求め、自分が目的もなく外出していたことが
推奨されることではないことを知るのです。

5.貪欲にならない(ヤマ5/5)

必要以上に欲しがらないこと。
身体を維持できるだけの量を食べ、不必要に享楽的なものを欲しがらない。

あれもこれもと尽きることのない欲望に負けて、持ちすぎないこと。
必要以上に所有すると、執着がわきそれを失うことへの恐れや他者への怒りと嫉妬を生むことになります。

コロナ禍の自粛生活では、必要最低限のもので生活が成立することを身を以て実感させられました。

過度な買物や着飾る衣服など、緊急事態を乗り越えるには全く必要のないもの。

それよりも健康を保てる栄養の高い適度な食事が何よりも大切だと気づかされます。

お金がもっとあれば「あれができるのに、これができるのに」と
お金を奪うような行為をして財産をためることも「貪欲」です。

将来のためや自分自身や家族を高めるための有効な使い道として、意味ある貯蓄を心がけましょう。

6.清潔であること(ニヤマ1/5)

ここからは「推奨すること3つ」のご紹介に入ります。

まずは、清潔を保つこと。

これは物理的にだけでなく、心身ともに清潔であることが求められます。

洗濯してきれいな服を身に付けること。
掃除された整頓された住居に住むこと。
そして添加物の少ない健康的な食事をとる。
酒やタバコから距離をおく。

コロナ禍では、まさに全ての項目を求められています。

外出したら手を洗い、シャワーを浴びること。
そして心身ともに健康的でストレスをためないこと。
免疫力を下げる酒やタバコの習慣を見直すこと‥

ヤマ、ニヤマを勉強すればするほど、コロナの教えかと勘違いしてしまうほど
染みる言葉が数多く見つかるのです。

7.足を知ること(ニヤマ2/5)

足(たる)を知り、強欲にならない。
束の間の栄光や挫折に一喜一憂しない。

あれもこれも欲しがり始めると、欲は尽きることを知りません。

コロナ前後のコントラストを見せるもの一例として「タピオカブーム」があると考えます。

どの店も同じようなものを提供し、それに人々が群がり、資材を消耗する映像が
ニュースでよく流されていました。
ブームは終わることなく、出店ラッシュが続くようでした。
「欲の飽和状態」を物語る、今となっては皮肉なブームのようにすら感じさせられます。

緊急事態宣言後は、ブームも終わりを告げます。

この現象は「世界は常ではないこと(無常)」を物語っています。

ビジネスというマネーゲームに囃し立てられ、誰もがそのゲーム上で
一喜一憂させられていることを気づかされる機会となりました。

8.苦難を乗り越える(ニヤマ3/5)

どんなに辛い状況も、自分の糧にして乗り越えること
苦難を切り抜ける強い心を持つこと。

コロナは世界中の人々に苦難を与えました。

苦難の種類は人によって違ど、私たちはそれを乗り越えることを目下の試練として与えられています。

これをチャンスと捉え、いかに自分の糧とするかが試されています。

9.読書をする(ニヤマ4/5)

本来はマントラ(宗教的な書物)を吟揺することですが、
現代風には、読書をし自己探究を深めること。スキルアップすること。と捉えることができます。

情報化社会により、得たい知識が指先ですぐに手に入る世の中ですが、
勉強する時間をあえて設け、本を読むという時間をとることが推奨されています。

多いからこそ、溢れる情報を自分の中でしっかりと振り分けること。

そして自分に適した情報を深堀りする時間を取ることが大切です。

緊急事態宣言により、自分の時間が増えた方も中には多くいたと思います。
(育児中のお母さんは逆に自分の時間が無くなってしまいましたね‥)

与えられた時間をどのように使うかは、あなた自身に委ねられています。

10.祈ること(ニヤマ5/5)

祈ること。
見返りを求めず、献身的に行動すること。
自分に起こること全てを、自分自身の結果だと受け入れること

決まった宗教の神に祈ることを強制しているのではありません。

目の前の人の幸せを願うこと、世界中の人々の安息を祈ることでも構いません。

経済はある意味、自分の行動した結果が数字に現れるゲームのようです。
ひとときはその数字のゲームから離れ、ただただ献身的に行動してみましょう。

まとめ

いかがでしたか?

どれも今の状況だからこそ、染みる言葉が多かったのではないでしょうか?

新たな気づきとなる項目があれば、次はぜひ行動に移してください。

新型コロナウイルスがもたらすことは、全てが悪ではないのかもしれません。

我々の生き方にもう一度質問を投げかけ、生きやすくなるようシフトチェンジされているようです。

ウイルスは世界中の人々が、いい意味でも悪い意味でも「つながっている」ということを教えてくれました。

この世界の一員の我々ができることは何でしょうか?

今日は誰かのために尽くしてみるのも良し、世界の幸せを祈るのも良し、

ちょっとだけ禁酒してみるのも(笑)良いかもしれませんね。

長文を読んでいただきありがとうございました。

皆さんの人生が輝きますように!


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