コロナの影響により先の見えない不安がある昨今。
簡単に得られる情報が多い一方、孤独を感じる方も‥。
あなたは心や体に異常を感じていませんか？
頭が「ざわざわ」、心が「しゅん」としていませんか？
スマホで得られる沢山の情報に、頭がいっぱいになったような感覚や
自分の身に起こることにいちいち気持ちが上下して、怒ったり悲しくなったりすることはありませんか？
そしてそんな自分に嫌気がさして、自己嫌悪している‥
この状態が続くのは、危険信号です。
人の思考や感情も日々の部屋掃除と同じように、一つずつ整理して片付ける必要があります。
無意識の中には、様々な思考や感情が散らばったまま行き場を無くして漂っています。
それがいつまでも整理できないで漂ったままになっていると、
情緒不安定や心労の蓄積、無気力、鬱といった症状へと形を変えて行ってしまいます。
20代の頃、ハードワークと人間関係に疲れ鬱になった経験のある筆者が
とても簡単な頭と心のリセット方法をお伝えします。
カンタン！思考や気持ちの浮き沈みを落ち着ける「デリート法」
準備するものは何もありません。
仕事中、電車などの移動中の数分でも可能です。
もし可能であれば、静かで自分一人になれる場所で取り組んでみてください。
①目を閉じて深呼吸をする
②自分の外側に大きなゴミ箱をイメージする
③頭に浮かんだことや感情を一つ一つ手に取るイメージをする
④それを自分の外側にあるゴミ箱へと、一つ一つ移していく
⑤頭に浮かぶ限りその作業を続ける
⑥最後にそのゴミ箱の中身をPCのようにデリート（消す）イメージをする
⑦ゴミ箱が空っぽになったことを確認する
ポイントとして、③頭に浮かんだ思考は否定したり好き嫌いなどのレッテルを貼ることなく
イメージのゴミ箱へ入れましょう。
その思考がとても良いものだったとしても、一旦は外のゴミ箱へ。
もし感情が高ぶってきて、涙が出てきても大丈夫です。
その気持ちを一旦受け止めて、落ち着いてからゴミ箱へ入れるイメージをしましょう。
⑥ゴミ箱の中身をデリートするイメージ‥パソコンでいっぱいになっているゴミ箱を
完全に消去するような絵をイメージするとわかりやいでしょう。
浮かんできた全ての思考や感情を一旦全て消し去ってしまうのです。
これで終わりです。
何も解決していないのでは、と思うかもしれませんが
これを続けると少しずつ頭がすっきりとしてきて、感情の浮き沈みが落ち着き
穏やかに感じられるようになります。
ぜひ騙されたと思って、試してみてください。
次のステップは呼吸に意識を向ける
実は全章で紹介した「デリート法」は、数々の著名人が取り入れている瞑想と通づるものがあります。
瞑想下では浮かんできた思考をただただ流す作業をします。
その中で大切な要素として呼吸があげられます。
デリート法でも、より精度を高めたい方は呼吸に意識を向けるとさらに効果が期待できます。
鼻から吸って（3秒止める）、口から細くゆっくり吐く（3秒止める）
これをゆっくり繰り返してください。
呼吸に意識を向けるという作業は、「今のそのままのあなたに向き合う」ということです。
忙しい毎日で気にとめる暇もなく、情報に溢れ、
いつの間にか浅く早い呼吸になっていることに気がつけるかもしれません。
あなたの人生で一番大切なのは「あなた」です
コロナの影響もあり、世間は不安や怒りが露呈しやすくなっているように感じます。
そんな時でも変わらない事実は、あなたという人生の中で何よりも大切なものはあなたです。
あなたの人生は、あなたがいなくては成立しません。
だからこそ、自分自身をもっと気にかけて大切にしてあげてください。
愛してあげてください。
何をしても、しなくても、あなたは生きているだけで価値のある存在です。
疲た時は、誰かに頼ってください。
そして、何もかも投げ出すことだって可能です。
一日は、人生の縮図のように感じることがあります。
朝生まれて、夜目を閉じて死ぬ。
明日、目が覚めた時は、昨日とは違う人生が始まっているのです。
ですから思考や感情も、1日1回は全部捨てて
次の日生まれたままの赤ちゃんのようにやり直してみてください。
心が自由で、自然と笑顔になるようなあなたらしい毎日が訪れますように。
生きましょう、笑いましょう！
