物質主義の強制終了

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ハーレィ
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新型肺炎:コロナウイルスが世界的に流行し、
世界中で今までの生き方を変えざるを得ない状況になっています。
私たちのこれまでの暮らし、そしてこれからは‥?



物質主義とは

まず物質主義とは何かというところから明らかにしましょう。

物質主義(ぶっしつしゅぎ)とは、物質的・即物的なものごとを、他のものごとよりも優先させる態度のこと。ここで言う”物質”とは、比喩的な表現であり、人により解釈の幅があるが、おおむね「衣食住」のことや、いわゆる”経済的”なこと、すなわち「財貨」・「金銭」・「物品」の獲得・所有・占有・使用などのことを指していることが多い。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A9%E8%B3%AA%E4%B8%BB%E7%BE%A9

つまり、富や財産といった形としてある物が何よりも大切である、という考え方です。

私たちは生活するため経済活動を行う内に、いつの間にやら物質があれば
幸せが得られると勘違いしてきたのではないでしょうか。

高級な車や、大きな住まい、ブランド物に流行の洋服、レストランなどでの贅沢な食事、流行のスイーツ‥
SNS上では物質を写真に撮り、多くの人と共有するのがトレンドです。

共有した人々はそれに共感して「いいね」ボタンを押すことで、
潜在的に下記のことが素晴らしいことであるということを認めているのです。

・新しいものを持っていること
・高級なものを持っていること
・いいレストランに行けること
・沢山コレクションしていること
・人気のお店で買うこと
・上記のことが実現できる財産・資産を持っていること

消費することにステイタスを得ていた顕著な例は、「タピオカブーム」でしょうか。

街中に同じようなお店が軒を連ね、プラスチック容器とストローがゴミ箱に溢れかえっていました。

材料不足やプラスチック資源の使いすぎが問題になっていましたよね。

世界中に押されたリセットボタン

現状はというと、世界中で外出自粛の状況です。

生活に必要最低限の買物以外は、家にいることが推奨されています。

外に出て、お金を稼ぎ、そのお金を使い、物を手に入れるという日常が禁止されました。

健康で生きのびるために、人との距離を保ち、極力何もしないことが推奨されています。

コロナウイルスは何の隔たりもなく、国境を越え、貧富や身分の差も関係なく襲います。

今この状況で最も大切なのは命。
経済活動で富を得ることを完全に否定される状況にあります。

働くなら、困っている人のため。

自分の財産を増やすため、物を買うために働いていた行為自体が強制リセットされたと言えるでしょう。



コロナによって変化した状況5つ

コロナの蔓延によって人々の暮らしが大胆に変わりました。

1.外に出ない
2.家族以外と接触しない
3.ネットを利用して働く
4.最低限の買物をする
5.命のためなら経済活動を自粛する

1.外に出ない
外出しなくなると、外部からの刺激もなくなるので物欲が減ったように感じます。
店のショーウィンドウや広告によって、購買意欲を掻き立てられていたことに気づきます。

2.家族以外と接触しない
忙しい毎日で、一緒に暮らしたとしても少なかった家族とのコミュニケーションが今見直されてきています。
不安や恐怖とどう向き合うか、一緒にいる時間が増えた中で工夫することなど課題が見えてきます。
また、独身の方はパートナーのありがたさを実感するかもしれません。
全て自己完結していた中で、人との温もりや交流の必要性が実感できる瞬間かもしれませんね。

3.ネットを利用して働く
いきなり全ての企業がテレワーク導入を迫られ、対応できない企業は自粛を強いられています。
テレワークを利用してはじめて、わざわざ集まって時間を費やしていた会議が
いかに無駄であったかを気づかされる反面、人と対面し間近に相手を感じる必要性も理解ことができます。

仕事だけでなく、オンラインを利用した授業やセミナーなどが活発化してきました。
ネットショッピングも再流行の兆しです。

4.最低限の買物をする
このような状況になり、生きるに必要なのは水と食糧だけ。
それ以外は嗜好品に過ぎなかったと気づかされます。

1にも書きましたが、外に出るからこそ必要だと思っていた、
流行の衣服やいい持ち物が全く必要ありません。
極論、他人にどう思われるかに振り回されて消費していたことにはっとさせられるのです。

5.命のためなら経済活動を自粛する
日本にも緊急事態宣言が出されましたが、まだ普通通りに通勤する方が多くいます。

今その方たちも「経済活動」か「命」か板挟みになっている状況でしょう。

会社の方針だから抗えないという理由もある一方、
果たして命を危険に晒してまでする仕事か という問いも生まれるかもしれません。

自分が何のために生きているのか、何を喜びとしているのか。

否応なく考えさせられる時なのです。

アフターコロナに何を見出すのか

コロナウイルスは終息にとても長い時間がかかるかもしれません。

もしかしたらアフターではなくウィズコロナとして私たちは生きていくのかもしれません。

どちらにせよ、このウイルスを通して見たもの、感じたこと
それを活かし人生をシフトさせる必要あります。

もうこれまでのやり方では生きられません。

世界中で当たり前とされていた価値観は、コロナウイルスによって崩壊しました。

何に生きる意味を見つけ、何に幸せを感じるのかを

今一度「心」で感じてみましょう。

外部からの接触が強制的に閉ざされた今だからこそ、
あなた自身の声に耳を傾けてみてください。





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